Hondaサポーターの長〜いつぶやき

アマチュアサッカーチームのHondaFCのサポーターである僕が試合を観て思った事を書きます。

42.ヴィアティン三重戦

お久しぶりです。本日4月2日にヴィアティン戦が行われました。Hondaはここまで枚方に2-0で勝利するも奈良と0-0、大分と1-1で1勝2分で試合に臨みました。対するヴィアティンはここまで3連勝で首位に立つチームでした。早速試合内容を振り返っていきましょう


本日のメンバー スタメン

GK 楠本祐規

DF 堀内隼人 岸田悠佑

MF 松本和樹 富田湧也 川畑隼人 草刈龍星 富永和輝 清水航輔

FW 鈴木雄也 岡崎優希

リザーブメンバー

青木祐太 池松大騎 中島郷 鈴木理久 平川貴也 袴田航也 児玉怜音

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でした。今回は新しいフォーメーション、戦術を試したようで、DFでの発表は堀内と岸田の2人だけでした。自分自身もあんまり理解できてないのですが、川畑が左サイドで富永が右サイドでした。この2人はサイドバックよりウイングバックというような動きをしていました。守備の時は川畑、岸田、堀内、富永の4バックですが攻撃時にはサイドハーフくらい攻撃参加する感じでした。そしてベンチにはHondaFCU-18で2シーズン連続でトップチームに登録された高校生の袴田航也が入りました。


試合は前半21分、相手に楔を入れられワンタッチでボールを叩かれました。それにディフェンス陣の体制が崩れている間にドリブルで持ち込まれパス。それを田村選手には決められヴィアティンが先制。0-1に。このシーンはヴィアティンの上手さが非常に見えたシーンかなぁと思いました。そしてドリブルが速く上手かったです。Hondaとしては完璧に崩されましたね。ボールと選手の動きに釣られてしまったのが失点の要因ですがこれは仕方ないかなと思います。

対するHondaは31分、左サイド川畑のスローインを松本が受けドリブルで中央へ。そして鈴木はパス。鈴木はフェイントをかけながらヒールで当てそのボールを松本がシュート。ペナルティーエリア外からカーブのかかった見事なゴールで1-1同点とします。松本はあんまりドリブルする選手じゃないんですがこのシーンは積極的に仕掛けていきましたね。松本から鈴木へのパスが少しズレていたのですが鈴木はそれを上手く利用してフェイントをかけヒールで松本にパス。松本も綺麗なシュートで決めました。ベテランの域に差し掛かってきた鈴木と松本の見事なプレーでした。

そして試合が大きく動いたのが35分、堀内のロングパスに岡崎が抜け出します。岡崎がボールに触った後相手選手のスライディングがあり岡崎がファールを受けます。このプレーがDOGSOとなり1発レッド。ヴィアティン寺田選手が退場となりHondaは数的有利になります。


少し話は変わりますが最近話題のDOGSOを皆さんご存知でしょうか?今年のJリーグではシーズン始まってすぐの時はレッドカードが多くこのDOGSOという言葉を耳にした方も多いと思います。少しDOGSOについて説明します。DOGSOとはDenying Obviously Goal Scoring Opportunity」の頭文字を取った言葉なのですが、訳すと「決定的な得点の機会阻止」という意味になります。DOGSOが認められるとファールの程度に関係なくレッドカードとなります。DOGSOになるには4つの要件があります。4つ全てが揃っていないとDOGSOとはなりません。1つ目は「全体的なプレーの方向」です。これはプレーがゴールに向かっているかどうかについてです。今回の場合は堀内のフィードに岡崎が抜け出す形でしたのでこの要件は満たされています。2つ目は「ゴールまでの距離」です。これはファールがあった位置とゴールまでの距離がどれくらいあるのかというものです。今回はペナルティーエリアから少し離れていましたが、抜け出せば十分得点の可能性があったのでこの要件も満たされています。3つ目は「守備側競技者の位置と数」です。ファールをした選手以外にそのプレーをカバーできる選手がどこに何人いるのかということです。今回は岡崎とキーパーとファールをした3選手のみでしたのでこの項目も満たされます。4つ目は「ボールをキープできる可能性があるか、コントロールできる可能性があるか」です。例えば裏に抜け出してファールをもらってもキーパーがキャッチできそうだったり、ボールが速くて選手が追いつけそうになかったりするとこの項目は満たされません。今回は岡崎が先にボールに触っているのでこの要件も満たされます。以上4要件が揃ったのでDOGSOが成立し1発レッドが提示されたということになります。


話は試合に戻します。試合は数的優位にたったHondaがボールを保持するようになりました。決定的なチャンスは45分、左サイドでフリーになっていた川畑がクロス。右サイドにいた草刈がヘディングで合わせますが惜しくもクロスバーに直撃。勝ち越しとはなりませんでした。

後半に入ってもボールを保持するHondaは50分、相手のボールを奪って堀内がゴールエリアまで持ち込み左サイドにパス。富田がシュートを打ちますが惜しくもポストに阻まれました。このシーンはずっとHondaがボールを持ってましたがヴィアティンの守りが固く崩さなかった中で相手にボールを取られかけ、相手が攻撃に転じようとしたところのボールを奪っての攻撃でした。堀内の判断の速さがチャンスに繋がったと感じました。

攻撃の手を緩めることのないHondaは53分、シュートのこぼれ球を川畑が右サイドにクロス。これをフリーで富永がシュート。惜しくも枠に飛ばず得点にはなりません。このシーンは新フォーメーションが存分に発揮されていたシーンでした。サイドからサイドへのボールは非常に有効でした。枠に飛べばゴールだったなというようなシュートでしたので欲をいえば枠に飛ばしてほしかったですね。

Hondaがボールを持ち攻め続けるもなかなかヴィアティンの守備を破れないまま試合は87分、右サイドに展開したボールを富永がクロス。これに川畑がヘディングで合わせてゴール。ついに追加点が生まれた2-1で勝ち越しとなりました。53分のシーンと同じように右の富永と左の川畑という両サイド間での得点でした。

91分には背番号27番袴田が岡崎に代わって出場しJFLデビューとなりました。

試合は松本と川畑のゴールで2-1でHondaの勝利となりました。この勝利で勝ち点を8に伸ばしました。

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試合全体の感想

新しいフォーメーション、戦術を試していましたが、見ていて面白かったです。そして富永と川畑の両サイドからチャンスを何度も作れていましたし、得点も生まれたというのはチームにとっても安部監督にとっても非常に大きなものになったと思います。ただ欠点としては児玉が途中出場で入ったのですが、そこからFWへのボールの供給が減ってしまったことで見せ場を作れなかったことだと思います。しかしこれは相手が10人だったこと、引いて守備をしていたことによるものかもしれないので次節で改めて見てみたいと思います。

袴田の登録が怪我人多数による人数不足なのか袴田の実力でメンバー入りしたのかは不明ですが、ユースの袴田がJFLデビューできたのもよかったと思います。プレー時間はATの3分程度でしたが、ボールは何回か回ってきていました。速いボールのトラップはまだまだでしたが、パスとドリブルとスピードは非常に光るものがあったと思います。今後の成長とHondaへの正式な入団を楽しみにしたいと思います。

HondaFC公式ハイライト映像のリンクhttps://www.youtube.com/embed/CCKnaS_z2-c はこちらになりますのでぜひご覧ください。ブログを書いている現在はまだアップされていませんが、ヴィアティン三重公式ハイライトもアップされると思うのでそちらもチェックしてみてください!


次節は4月10日にアウェイで高知ユナイテッドSC戦、次のホームゲームは4月16日にFC大阪戦です

今回のブログはここまでにします。ありがとうございました