Hondaサポーターの長〜いつぶやき

アマチュアサッカーチームのHondaFCのサポーターである僕が試合を観て思った事を書きます。

41.FCティアモ枚方戦

HondaFCは3月13日にFCティアモ枚方と対戦。第24回JFLの開幕戦です!


では本題に入ります。スターティングメンバーは...

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GK 楠本祐規

DF(右から)岩切拳心、堀内颯人、岸田悠佑、八戸雄太

MF(ボランチ)石田和希、松本和樹、(サイドハーフ)草刈龍星、富田湧也

FW鈴木雄也、岡崎優希

サブ 青木祐太、池松大騎、川畑隼人、川浪龍平、清水航輔、平川貴也、児玉怜音でした

ルーキーの岸田と草刈が開幕スタメンでデビューしました。草刈はボランチが本職と言われていましたが右サイドハーフで出場でした。


最初のチャンスは前半13分、草刈がセンターサークル付近でボールを持つと岩切が右サイドを駆け上がる。草刈から岩切にパスが通り岩切がドリブルでボールを運んでいく。岩切から再び草刈へパス。草刈は裏を狙った鈴木雄也にパスし鈴木がシュート。相手キーパーに止められてしまいましたがカウンターから大きなチャンスを作りました。

このシーンは岩切の圧倒的なスピードと草刈の正確なパス、鈴木の絶妙なポジション取りと3選手の長所がすごく出た場面だと思います。


16分にはコーナーキックからチャンスが生まれます。石田のコーナーキックは岩切の頭を越え岡崎へ。岡崎がヘディングをしましたが、体勢を崩しながらのシュートだったので上手くヒットせず相手のキーパーがキャッチ。

このシーンは石田がコーナーキックを蹴る直前に岩切が走りフリーになっていました。それで相手のマークがずれたところを岡崎が狙うという感じだったのではないかと思います。岩切のジャンプ力も見事なので、岩切をターゲットにしてもゴールが狙えそうだなと感じました。


続いては31分、枚方に攻め込まれた中でHondaは大きくクリア。このクリアが相手の最後列とキーパーのちょうど中間に落ちる絶妙なクリアに。相手DFと岡崎がボールを追う競争になる。結果的に岡崎が勝ち相手DFを交わしシュートするも飛び出してきたキーパーに止められてしまいました。

このシーンは岡崎のスピードの速さが非常に素晴らしかったです。最初は相手DFより2.3メートルほど後方にいたのですが相手を追い抜きボールを保持できました。そのあとドリブルで持ち込んでフェイントを仕掛け相手DFをかわしてシュート。止められはしましたが昨年の得点王は今年もやってくれそうな予感がしました。鈴木が並走してきていたので鈴木にパスを出すのもアリだったかも知れませんが個人的に点取り屋は貪欲であってほしいと思ってるのでシュートにいった判断はよかったと思います。


36分、自陣からテンポ良くパスを繋いでいき左に展開。八戸のクロスを富田がドンピシャでヘッド。しかしこれはキーパーのビッグセーブによって阻まれてしまいました。

このシーンは「これがHondaのパスサッカー」という言葉がピッタリなくらい完璧なパス回しと完璧な崩しでした。最後のヘディングまで100点の攻撃と言っていいシーンでした


前半で2度負傷の仕草があった岩切でしたが、やはり負傷してしまったようで後半の頭から岩切に代わり川浪龍平が入りました。ポジションはそのまま右サイドバックです。


試合は後半に入り47分、パスをゆっくり回してチャンスを伺っていく中で堀内が抜け出した富田を狙って絶妙なスルーパス。相手ディフェンダーが足でカットするもそのボールは草刈の足元に。草刈がシュートを放つも枠外に蹴ってしまい得点にはなりませんでした。

このシーンは富田の抜け出しを堀内が狙ったところから偶発的に起こった超決定機でした。堀内のパスが富田に通っていたとしても超決定機になったのではないかなと思う見事なパスでした。さすが堀内とサポーターを唸らせる素晴らしいプレーでした。


56分、左サイドで相手を崩しにかかります。八戸→堀内→石田→富田とワンタッチパスで繋ぎ、富田が相手と競りながらも粘ってボールを運びます。富田から岡崎へパス。この間に石田が縦へ走ります。パスを受けた岡崎が抜け出した石田に浮き球スルーパス。これが通り石田は中央へ折り返し。そのパスが鈴木に通ります。鈴木は当てるだけのワンタッチパスで岡崎の前に絶妙なボールを落とします。そのボールを岡崎がシュート。キーパーが止め転がったボールを今度は富田がシュート。しかしキーパーがビッグセーブ。そのこぼれ球を草刈がシュート。これが入り草刈がJFLデビュー戦でゴールを決めHondaが先制!1-0とします

このシーンもHondaのパスサッカーが見事に生きたシーンだと思います。正確なワンタッチパスで崩したシーンは最高でした。2度キーパーに止められましたが最後はルーキーの草刈が決めてくれました。


68分、守備の時にスプリントした際、川浪が少しガクッとなったような感じがしました。その後少し走ったところで相手選手がシュート。そのシュートをキーパー楠本がキャッチした瞬間に川浪はその場に倒れ込んでしまいました。駆け寄った選手がすぐに×を出し川浪は負傷交代となってしまいました。


川浪の負傷交代があり、枚方は森本ヒマン選手を交代カードとして投入。ここから少しずつ枚方に試合のペースを握られてしまいます。77分にはロングボールに抜け出したヒマン選手が一人で持ち込み1対1の局面でシュート。このシュートはサイドネットに。79分には楠本のキックをセンターライン付近で相手にカットされそのまま裏を狙うロングパス。相手選手に抜け出されそのまま中央に折り返されてドフリーでシュート。ただこのシュートは枠には飛ばす失点は免れましたが枠に飛んでいたら確実にゴールだっただろうというピンチでした。


81分、相手のボールを堀内が取るとそのままパスを繋ぎ鈴木から岡崎へ。岡崎がミドルシュートを打つもキーパーがセーブ。しかしこぼれ球を途中出場の児玉怜音が押し込み追加点。2-0とします。

このシーンもHondaのパスサッカーが生きていたと思います。流れが悪い中で打開できたのは流石皇帝鈴木雄也と得点王岡崎優希とストライカー児玉怜音だなと感じます。

試合は2-0で終了。草刈と児玉のゴールで見事開幕戦を勝利で飾ることができました!

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https://youtu.be/dl18XbSYMkQ

まだまだチャンスもありましたのでHonda FC公式YouTubeにあがっているハイライト映像を是非ご覧ください!!




試合の個人的感想

全体を通してボールを握っていたのでいい試合だったのではないかなと感じます。ティアモ枚方の守備は連動性があってとても練習したのだろうなと感じました。堅い守備をパスで崩して点を取ることができた部分がHondaらしくてすごく良かったのではないかなと感じます。

昨年よりワンタッチパスの速さと精度が上がったように感じました。このパスの崩しなら素晴らしいゴールが何度も見られそうです。パスは守備の時にも重要でHondaはクリアは極力せず繋ぐことを徹底します。ワンタッチパスを自陣の隅の狭いところで行い相手をピンチを脱出するシーンが何度も見られました。時々取られて失点に繋がることは去年もありましたが、この試合では完璧だったと思います。

欲をいえば試合を通してもっと得点、決定力がほしいところかなと思いました。先程書いた通り77分、79分と立て続けに大ピンチを迎えました。その時間ではまだ1-0だったので決められたら1-1。試合もどうなるか分かりません。前半からいいチャンスはいっぱいあったのでどこか一つで点が取れるともっと余裕を持って戦えるのではないかなと感じました。

ルーキーの草刈と岸田が開幕スタメンでデビューしました。岸田はボールに対する反応が速くピンチを未然に防ぐシーンが見られました。草刈もゴールだけでなく、針に糸を通すような正確なパスを見せてくれました。特に草刈のフィード的なロングパスの回転と軌道がめちゃくちゃ綺麗でとても驚きました。あんなに綺麗なボールを試合中に蹴れる選手はそうはいないと思います。今後も両ルーキーの活躍に期待です。

キーパー楠本はピンチの数はあまり多くなかったですが、クロスボールなどをしっかりキャッチしたりするなど気を抜いたプレーは一切なく試合全体ですごく集中していたと思います。今年はMVPを目標にしているようなので期待してます。

堀内は昨年通りセンターバックでの起用でしたが精度の高いパスと視野の広さで攻守の両面で大活躍でした。今シーズンも活躍間違いなしです。

岩切は前半のみで交代してしまいましたが持ち味のスピードを武器に右サイドを何度も駆け上がりシュートも放つなど積極的な攻撃参加がありました。怪我が心配ですが今シーズンは昨年よりもさらに活躍が期待できそうです。

岡崎は自らの得点こそなかったものの、2ゴールを結果的にアシストした形になりました。パスサッカーが基本のHondaにとって1人でゴールまで持っていける選手はとても貴重でこの試合でも圧倒的なスピードと決定力が見れたシーンが多かったです。昨年の得点王は今シーズンも健在で近いうちに今シーズン初ゴールを決めてくれると思います。



以上で今回のブログを終わります。

Honda FCの次戦は3月19日に奈良クラブとアウェイで対戦します。